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認可保育施設の重傷発生率。画像は生成AIによって作製=京大提供

 日本全国の認可保育施設で子どもが大けがする割合が増えており、2021年には17年の約2倍になっていると、京都大と東京大の研究チームが分析した。新型コロナウイルスの流行による影響は確認できなかった。

 研究チームの中山健夫・京大教授(健康情報学)は「子どもたちの安全が問題だということを改めて実感した。新型コロナの流行中も増加していたことも心配だ」と話す。

 研究チームは、内閣府などが公開している17~21年の全国統計データを分析した。この間、施設数は3万2793施設から18%増の3万8666施設に、利用者数も約280万人から9%増の306万人近くまで増えた。

 21年に施設で子どもが大け…

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