立憲民主党は29日、党所属議員でつくる「次の内閣」(ネクストキャビネット)の「合宿」を都内で開いた。民主党政権の反省を踏まえ、次期衆院選に向けた政策の内容や優先順位を点検して政権公約に反映させる狙いがある。
「政権交代への期待が高まっている。立憲の政策に関心や注目が集まっている」。ネクストキャビネットで「次の首相」を務める泉健太代表は冒頭、こう述べた。そのうえで「政策をどのような順番で遂行するか、真剣に考えていくことが大事だ」とし、政策の絞り込みと順位付けに着手する考えを明らかにした。「合宿」では有識者を招き、集中的に政策を議論したという。
立憲のネクストキャビネットは2022年9月に発足。野党がいつでも政権交代できるよう閣僚候補をそろえた英国の「影の内閣」がモデルだ。立憲の源流である民主党も1999年から「次の内閣」を設置していた経緯がある。
立憲のネクストキャビネット…