和歌山県新宮市熊野川町能城山本の泉蔵寺で1日、地元の小学生を対象にした子ども座禅会があった。熊野川小学校の1~6年生14人が般若心経を唱えた後、足や手の組み方を教わりながら、静かに息を整えた。
座禅会は、熊野川町の子どもたちの居場所をつくり、地域全体で心豊かに育てる事業「子ども広場 くまっこ」の恒例行事。眠気を払って、集中を促すために肩をたたく「警策」の使用はなかったが、傾いた姿勢をなおすように僧侶から促される様子が見られた。
6年生の坂口心虹(みく)さんは「1分、2分という時間が、あっという間に過ぎた感じでした」と話した。(菊地洋行)