パリ五輪バドミントンの試合会場で台湾の女性が掲げた「台湾加油(台湾がんばれ)」と書かれた応援グッズが無理やり奪いとられたとして、台湾外交部(外務省)は3日、「五輪精神に反し、言論の自由を侵害する行為だ」と非難する声明を発表した。
台湾の中央通信社によると、女性が観客席で応援グッズを掲げていたところ、ピンク色の服を着た男性がグッズを奪い取って持ち去った。中央通信社はこの男性について「中国人とみられる」と伝えている。
一方、近くで別の観客が持っていた「TAIWAN」と書かれたタオルも会場の警備員によって没収されたという。台湾外交部は声明で、この行為についても「過剰な取り締まり」と指摘している。
五輪では79年以降、「中華民国」の名称や旗の使用は認められず
中華人民共和国が国際オリン…