第106回全国高校野球選手権岐阜大会を制した岐阜城北が3日、阪神甲子園球場で公式練習に臨んだ。選手たちは「聖地」のグラウンドの状態を確認しながら、守備や走塁に汗を流した。
2日に大阪の宿舎に入った岐阜城北は3日朝に甲子園へ出発。午前11時ごろから公式練習を始めた。
マウンドでは秋田和哉監督や広瀬敏之部長らが見守る中、細江京佑捕手(3年)らのミットめがけて投手たちが次々と球を投げ込んだ。野手たちはノックの打球を追ったり、守備の中継を確かめたりした。走塁では本番さながらにヘッドスライディングを試みる選手の姿もあった。
秋田監督は終了後、「守備中心に練習しました。いい動きでした。投手も投げやすいと言っていました」と手応えを語った。
青木琉生一塁手(3年)は「甲子園は左中間・右中間が広く、風が強いので、中継など守備の連係を大切にしたいと思いました。長良川球場に比べて内野は球足が少し速いとも感じました」と分析した。
副主将の古本一哲外野手(3年)は「クッション(ボールの処理)が難しかった。自分らしいプレーができるように早く慣れ、一戦必勝でやっていきたいです」と意気込んだ。
4日には大阪・中之島のフェスティバルホールで組み合わせ抽選会があり、大会は7日に開幕する。(高原敦)