「オニギリは体の燃料。おかげで1日いいパフォーマンスができるんだ」
3日にあった柔道混合団体の決勝で日本を破った後、フランス男子60キロ級のリュカ・ムヘイゼ(28)は笑顔で話した。
2021年の東京五輪で来日した際、オニギリを食べた。おいしく、手軽さも気に入り、練習や大会中に食べるようになった。チームメートに買うこともあり、「フランス柔道チームはみんなオニギリが好き」と断言する。
パリ独自の味も
パリ市内のオニギリ販売店は50を超え、スーパーの店頭にも並ぶ。1個が約500円からで、「サーモンとクリームチーズ」や「ツナとレモン」などの独自の味もある。日本国内でおむすび販売店を展開する「おむすび権米衛」(東京都)のパリの店舗は、行列ができるほどの人気。フランス人のモデル、ナジム・ブアジスさん(26)は「バケットよりもオニギリの方が健康的だから好き」と話す。
オニギリ以外の日本食も注目されている。
「モチ・シルブプレ(餅を下…