大阪市内の拠点が一斉摘発されたSNS型投資詐欺事件で、大阪府警は14日、為替相場などを予想する取引をめぐって現金をだまし取ったなどとして、SNSでメッセージを送る「打ち子」ら男女40人を詐欺や詐欺未遂の疑いで再逮捕し、発表した。府警はこれまで計92人を逮捕し、うち50人は事件への関与の度合いなどから任意の捜査に切り替えていた。
府警によると、再逮捕容疑は今年3~7月、為替相場の上げ下げなどを予想するバイナリーオプションの取引をめぐり、SNS上で投資の講師になりすまし、商材購入費の名目で現金をだまし取るなどしたというもの。府警は認否を明らかにしていない。
一斉摘発されたのは2グループで、府警は片方のグループの主要メンバー3人を詐欺容疑で公開手配している。(小島弘之)