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統一地方選の選挙期間中に街頭に掲げられていた、トルコのエルドアン大統領の垂れ幕=2024年3月29日、イスタンブール、根本晃撮影

 トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領(70)が、朝日新聞の書面での質問に回答した。全文は以下の通り。

 ――ご存じのように、2024年はトルコと日本の外交関係樹立100周年にあたります。両国は、1890年のエルトゥールル号遭難事件に端を発する長く深い交流の歴史を共有しています。イスタンブールでは近く、「トルコ・日本科学技術大学」が開校する予定です。この関係をさらに発展させるために、日本の政経界のリーダーにどのようなメッセージを伝えたいですか。

 日本とは歴史的な側面も含めた長い友好の絆があります。この揺るぎない友好関係を基盤にして、両国の関係を戦略的パートナーシップのレベルまで引き上げました。

 しかし、現状の関係のレベルを十分だとは考えておらず、さらに高めるために日夜努力しています。この政府間の驚くべき調和が、国民間にも反映されています。

  • トルコ大統領「イスラエルの虐殺、西側諸国は阻止を」 本紙に書面

「対日関係、前例のないレベルに」

 世界が平和と連帯を必要とし…

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