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【動画】会見で立憲民主党代表選への立候補を表明する枝野幸男前代表=惠原弘太郎撮影

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立憲民主党代表選への立候補を表明する記者会見に臨む枝野幸男前代表=2024年8月21日午後3時31分、国会内、岩下毅撮影
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 立憲民主党代表選に向け、「党創設者」の枝野幸男前代表(60)が名乗りを上げた。3年前の衆院選敗北で辞任して以来、じっと再起の機会をうかがっていた。次期衆院選に向け、他の野党との連携のあり方が最大の課題となる。(大久保貴裕)

創業者の立候補、にじむ葛藤「過去の人の恐れでは」

 「ちゅうちょする思いがなかったかといえばうそになるが、我が党が進むべき道を掲げるのが私の役割だ」。21日、記者会見に臨んだ枝野氏の口ぶりからは、葛藤がにじんだ。

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 3年前の代表辞任後、枝野氏は党会合に姿を見せなくなり、後任の泉健太代表(50)の執行部と距離を置いた。党内には「不気味な沈黙」といぶかる声が漏れた。 沈黙を破ったのは昨年8月。泉執行部で党勢回復が進まないなか、目指す社会像「枝野ビジョン2023」を突如発表。再起に向けて歩み出した。

 その後、自民党が裏金事件で失速。今年4月の衆院3補選で立憲は全勝し、泉氏は息を吹き返す。今、代表の座を狙う枝野氏に、党内では「選挙に負けて辞めた代表が、次の衆院選前に再登板するのは筋が通らない」と冷ややかな声も漏れる。 先月、枝野氏は周囲にこう漏らした。「確かに次の衆院選後に立候補するのが定石ではある。でもね……」。その先は語らなかったが、党関係者は「過去の人になってしまうことへの恐れもあるのでは」と感じた。近い議員の一人は「枝野氏は首相になることをあきらめていない」と語る。

 40代で官房長官に就いたかつてのホープも今年、還暦を迎えた。民主党の下野から12年。ようやく訪れた政権奪還の好機に、会見でこう強調した。「私は、バイデン米大統領から世代交代のバトンを受け取ったカマラ・ハリス副大統領と同じ、1964年の生まれだ」

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