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尾道市立因北小=2024年8月21日午後6時28分、尾道市因島中庄町、菅野みゆき撮影

 【広島】尾道市教育委員会は21日、因島にある市立重井小学校と重井中学校を、それぞれ市立因北小学校と因北中学校に2027年度に統合し、小中一貫教育校とする再編方針を市議会に説明した。

 今年度、重井小の児童数は51人で、重井中の生徒数は25人。一方、因北小は295人、因北中は169人が学ぶ。重井小では一つの学級で複数の学年が学ぶ「複式学級」が生じており、学校選択制を利用して、因北小や因北中に進む子どももいるという。

 市教委はこれまで、学校再編について保護者らと意見交換してきた。25年2月の市議会に、学校再編に伴う条例改正案を提出する方針という。宮本佳宏教育長は取材に、「子どもたちが切磋琢磨(せっさたくま)し、新たな価値を創造していくためには、ある程度の規模が望ましい」と話している。(菅野みゆき)

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