第106回全国高校野球選手権大会に出場した富山商が21日、朝日新聞富山総局などの報道機関や県、富山市役所を訪れ、甲子園での戦いを報告した。
2年連続の出場だった富山商は、初戦で東海大相模(神奈川)と対戦し、0―4で敗れた。2安打の活躍だった鶴田尚冴(しょうご)主将は「昨年よりお客さんが多かったが、緊張せずに試合ができた。ただ、全国の舞台で勝つことの難しさをあらためて感じた。相手が好投手でも打ち崩す練習をしてほしい」と後輩や、富山のチームに向けてメッセージを送った。
前崎秀和監督は「相手投手は神奈川大会であまり投げなかったチェンジアップを多投してきた。その球に対応できなかった」と初戦を振り返った。「富山代表として4強を目標に準備してきたが、責任を果たせなかった。また一から挑戦する」と誓っていた。(前多健吾)