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京都国際―青森山田 力投する青森山田先発の下山=小宮健撮影
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 第106回全国高校野球選手権大会で、青森山田は初のベスト4入りを果たした。快挙の土台となったのは、「守破離(しゅはり)」を根底にしたチームづくりだった。

 「守」は、教えられた通りにプレーすること。「破」は、その教えをもとに選手が新しい考えを試すこと。「離」は、ベンチの指示がなくても、選手が確かな判断をできるようになること。

 兜森(かぶともり)崇朗(たかあき)監督(45)は「チームは『守』から『破』にたどり着いて、『離』に入りかけたところですかねえ」と話す。

 甲子園では、3試合で先発した下山大昂(だいこう)投手(2年)が、「破」を試していた。準々決勝の滋賀学園戦で、投げるときに上げる左足の高さを、3回戦の登板よりも低くしたのだ。

 下山投手は、投球フォームが…

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