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団地の再生事業を担うリブネスタウン事業推進部長の神田昌幸執行役員=2024年6月18日午後4時46分、東京都千代田区、益田暢子撮影
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ニュータウン再生:下

 大和ハウス工業が戸建て団地の再生に取り組み始めたのは、自治体や住民からの要望がきっかけだった。兵庫県三木市では当時の市長からの提案を受けて検討が始まり、横浜市栄区では住民が声を上げた。

 当初は別々の部署が各団地の再生支援を行っていたが、2021年春に担当部署「リブネスタウン推進事業部」を発足。現在は石川県加賀市や大阪府河南町などにある8団地で再生支援を行う。26年度までに10団地に広げたい考えだ。

 再生支援が必要な団地は多い。戦後、日本では高度経済成長とベビーブームを背景に人口が増加。住宅不足が深刻な社会問題となり、各地で郊外を宅地開発した「ニュータウン」が生まれた。大和ハウス工業も1962年、大阪府羽曳野市で戸建て団地の開発に着手したことを皮切りに、計61カ所の団地を手がけた。

 国土交通省によると、団地の…

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