乗車中に子どもの安全を守るためのチャイルドシートについて、日本自動車連盟(JAF)は来月にも、推奨する身長の基準を「140センチ未満」から「150センチ未満」に引き上げる。事故の時に首にベルトがかかる危険性を減らす狙いだ。
チャイルドシートには、自前のベルトがついた椅子型のもの(3~4歳まで対象)や、車のシートベルトを使うもの(ジュニアシート)などがある。道路交通法は、6歳未満にチャイルドシートの使用を義務づける。使用基準を「150センチ未満」とする自動車メーカーもあり、昨夏からJAFと関係団体などで協議していたという。
今月18日には、福岡市で、路線バスに衝突した軽乗用車の5歳と7歳の姉妹が亡くなった。県警によると、いずれもチャイルドシートは使わず、車のシートベルトをつけており、腹部が圧迫されて内出血した可能性があるという。
交通事故での衝突安全に詳し…