プロ野球オリックス・バファローズのT―岡田外野手(36)が今季限りで現役を引退することが8日、関係者への取材でわかった。
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大阪府吹田市生まれ。大阪・履正社高から2005年秋の高校生ドラフト1巡目で入団し、オリックス一筋でプレー。一般公募によって登録名を本名の岡田貴弘から「T―岡田」にして挑んだ10年、本塁打王(33本)とベストナインに輝いた。14年には一塁手でゴールデングラブを受賞。通算成績は1362試合で打率2割5分6厘、204本塁打、715打点(9月7日現在)。
プロ19年目の今季はここまで3試合に出場し、5打数無安打。昨季は1年目以来となる本塁打ゼロに終わり、「どうやったら結果が出るか、出やすいかを自分の体と相談しながら色々試していきたい」と話していた。
関係者の1人は「体が思うようにいかず、苦しいシーズンを送っていた」。残りの現役生活では「ホームランか三振かと、気持ち良くバットを振る姿がみたい」と語った。(高橋健人)