瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループSTU48の新センターが活躍中だ。愛媛県出身の中村舞さん。8月にはすべて地元で撮影した写真集「嫌いの反対」(宝島社)を発売した。グループの顔として、さらなる高みを目指す。
撮影はすべて地元
「アイドル人生で一度は出したいと思っていたので、すごくうれしいです」
中村さんは、待望の写真集発売に喜びを隠しきれない様子だ。
撮影場所は、すべて生まれ育った地元。2歳のころから通っていたバレエスクールや祖母の家もロケ地に選び、2匹の愛犬とのショットも収められた。
「リラックスして自然体で臨めました。今までにないくらい、歯を見せた写真がたくさんあります」
タイトルを決めたSTU48プロデューサーの秋元康氏は「中村舞は、天邪鬼(あまのじゃく)だ。きっと、恥ずかしがり屋なのだろう。自分の気持ちを素直に伝えられない。だから『好き』と言えずに『嫌いの反対』と言ってしまうんじゃないかな」とのメッセージを寄せた。
6月に発売されたSTU48の1stアルバム「懐かしい明日」のリード曲「愛の重さ」で、初の単独センターを務める。
グループは結成7周年を迎え、巣立っていくメンバーも少なくない。先輩や同期も減ったが、プレッシャーはあまり感じないという。
「初心に帰って、また一からグループ作っていく感じがとても楽しいんです」
この夏は拠点の瀬戸内を飛び出し、関東地方で開催されたアイドルフェスやマレーシア・クアラルンプールでのライブイベントにも出演。自信を手にし、次の目標を明かした。
「たくさんライブをして進化し続けたい。そして、ソロ公演にも挑戦したい」(小松隆次郎)
写真集の見どころ、今後の目標を語る
――初の写真集を発売、ロケ地はすべて地元・愛媛県で。
アイドル人生で一度は出したいと思っていたので、すごくうれしいです。3日間撮影しましたが、自然体で臨めて、本当に楽しかったです。
2歳からアイドルになる直前の高校3年生まで通ったバレエスクールでも撮影しました。青春時代を捧げた場所で、私の中で思い出がいっぱい詰まっています。第二のお母さんだと思っているバレエの先生にもアドバイスをいただきながら、撮影しました。
――なぜ、バレエスクールをロケ地に。
バレエは結構厳しくて、いろいろと苦い思い出もあるんですけど、本当にバレエが大好きで、自分をつくってきてくれた場所なので、形に残したいなと思って選びました。
――他に印象に残っているシーンは。
小学生のころ、毎日のように放課後に行っていたおばあちゃんの家でも撮影しました。ものすごく生活感があふれる感じで、セットでは出せない味なのかなと思います。実家で10年以上前から飼っているトイプードル2匹も一緒に撮影しました。
どこも私が育ってきた場所なので、自然体な感じで、今までにないくらい歯を見せて笑っている写真がたくさんあります。
――STU48の活動では、先…