自民党総裁選の候補者9人が15日、NHKの討論番組で議論をかわした。衆院解散の時期について、小泉進次郎元環境相(43)が「できるだけ早期に」と主張し、解散前の国会論戦は不要との認識を改めて示した。これに対し、石破茂元幹事長(67)が「国会の場で野党ときちんとした論戦を」など、他候補から国会論戦を経ない解散への慎重論が相次いだ。
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小泉氏は「できる限り早期に衆議院を解散する」と改めて主張。「(国民の)判断材料は十分ある。史上最長の自民党総裁選、これだけの政策論争だ。国民は次の選挙があったら、どう判断するかを考えながらこの総裁選も見ている」と述べ、自民党総裁選の議論が投票の判断材料になるとの認識を示した。
国会論戦を抜きにした解散の是非を問われると、小泉氏は「永田町論理に毒されている」と反論し、国会論戦は不要との考えを示した。
こうした考えに対し、他の候…