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立憲民主党の代表選の討論会を終え握手する(左から)野田佳彦元首相、吉田晴美衆院議員、泉健太代表、枝野幸男前代表=2024年9月16日午後4時53分、札幌市中央区、伊沢健司撮影

 野田佳彦元首相(67)が先頭に立ち、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)が追う展開――。立憲民主党代表選の投開票まで1週間となった16日、朝日新聞社など報道各社の世論調査を受けて、候補者は終盤戦に向けた意気込みを語った。

 朝日新聞社が14、15日に行った全国世論調査で、立憲民主党代表にふさわしいと思う候補を聞くと、野田氏29%、枝野氏15%、泉氏6%、吉田氏5%の順だった。各社の世論調査も同じ傾向を示した。

 4氏は16日、札幌市内での記者会見で、世論調査の感想を聞かれた。野田氏は「地方議員票と党員票などは創設者や現職代表が相当強い」と語り、立憲を創設した枝野氏と現職の泉氏に言及。「最後まで気を抜かずに全力投球する」と述べた。

 一方の枝野氏は「ここまでも、これからも王道の選挙を戦いたい」と述べ、泉氏は「確実に(党の)体質を強化してきたことを訴えて評価を得ていきたい」と強調。衆院1期の吉田氏は「無名からの挑戦。徐々に名前を見たという方が増えている」と語った。(伊沢健司)

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