「フェンシングのまち沼津」で3日間にわたって開催された全日本フェンシング選手権が16日に閉幕した。パリ五輪を沸かせたメダリスト12人が参戦し、大会を大いに盛り上げた。日本一を決める大会が開かれ、トップフェンサーが集う街になった沼津市の「フェンシングによる街づくり」の課題を探った。
パリ五輪で金メダルの男子フルーレ代表と、銅メダルの女子フルーレ代表は4月、JR沼津駅北口にあるフェンシング専用施設「F3 BASE」で国内最終合宿を行った。両代表がそろって口にした「沼津の縁起のよさ」は、快挙によって証明された。
日本フェンシング協会の青木雄介強化本部長は「F3 BASEには選手に必要なものがすべてそろっている。ほかの種目でももっと使わせてもらいたい」と話す。女子フルーレ代表の上野優佳選手は「東京を離れることで環境が変わり、刺激的でいい合宿ができる」とメリットを強調する。
全国初の包括連携協定
沼津市がフェンシングによる…