11月の大統領選に向け、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)などは19日、10日のテレビ討論会後に実施した世論調査の結果を発表した。全米では民主党候補のハリス副大統領(59)と共和党候補のトランプ前大統領(78)の支持率が同じ、接戦州の一つ、ペンシルベニア州ではハリス氏がわずかにリードしている。
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NYTはシエナ大と地元紙フィラデルフィア・インクワイアラーと共同で、11~16日に電話による世論調査を実施した。対象は全米の有権者2437人で、うち1082人がペンシルベニア州の有権者だった。
全米の有権者でみると、支持率はハリス氏とトランプ氏がともに47%だった。ペンシルベニア州は、大統領選の勝敗を分けるとみられている七つの接戦州のなかでも、最も選挙人の数が多く、特に注目度が高い。同州の有権者だけに絞ると、ハリス氏の支持率は50%、トランプ氏は46%だった。
同州での調査の誤差は3・8ポイントで、両者の差が4ポイントだったことは、統計的にみて「ハリス氏がリードしている」と言える結果だった。
NYTは、同州は全米全体と…