【動画】少ない部員で「銘演」を目指す国本女子高吹奏楽部=石川瀬里撮影
第64回東京都吹奏楽コンクール(都吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が22、23日に江戸川区の総合文化センターで開かれる。全日本への出場をかけて、一丸となって練習に励む部員たちを取材した。
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最初は、もっと違う楽器が吹きたい、と思っていた。
小4からテューバを始めた国本女子高の部長、北島花音(かのん)さん(3年)は振り返る。「フルートとか、もっと小さい楽器を吹きたいと思っていたんですが、すでに他の人に決まっていて……」。残っていたのは、管楽器の中でも最低音を担当するテューバ。「背が大きいから」と割り当てられた。
重いし、テューバを吹く他の部員は男子ばかり。でも、伴奏する面白さに目覚めた。ピアノを習っていたから、主旋律は耳で聞き取れた。伴奏を担当すると、音楽がより立体的に聞こえるようになった。
小6の時、国本女子高とのジ…