能登半島地震の被災地では21日からの大雨で、再び多くの地域が土砂崩れなどにより孤立した。ライフラインが途絶え、被害の全容はいまだ把握できない中、安否や行方の分からない人たちの捜索が続いている。
石川県輪島市の山あいにある町野(まちの)町金蔵では、電気や通信などのライフラインが途絶えた。特に、集落内にある3世帯4人が暮らす区域は、2本の橋が崩れたため今も孤立している。
井池(いのいけ)光信さん(69)は、かろうじて残った橋の一部のガードレールにしがみつきながら渡り、食料を届けたり困りごとを聞いたりしている。
23日朝、ここから出られな…