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八頭―境 二回裏、境の進が勝ち越しの2点適時二塁打を放つ=ヤマタスポーツパーク、山田一仁さん撮影

 秋季鳥取県高校野球大会兼第143回秋季中国地区高校野球大会鳥取県予選(県高校野球連盟主催)は23日、鳥取市のヤマタスポーツパーク野球場で準決勝が行われ、境と米子松蔭が決勝に進出、中国大会出場を決めた。

 境は二回、長打攻勢で3点を勝ち越し、その後も着実に加点しコールド勝ち。八頭は先制するも追加点が奪えなかった。

 米子対決は1点を争う好ゲーム。米子松蔭が六回に逆転、そのまま逃げ切った。米子東は継投した相手投手陣を打ち崩せなかった。

 決勝と3位決定戦は同球場で28日に行われる。(斉藤勝寿)

(23日、秋季鳥取県高校野球大会準決勝 八頭1―8境)

 境の5年ぶりの中国大会出場に貢献したのは、4打席すべてで出塁した2番打者の進(しん)虎ノ介選手(2年)だ。

 初回の内野安打に続き、同点の二回には勝ち越しの2点適時二塁打を放った。四回と六回は四球で出塁すると、いずれも二盗を成功させて得点につなげた。

 初戦の鳥取商戦でも2安打、準々決勝の鳥取城北戦でも一時同点に追いつく適時二塁打を放っている。「今大会は打撃の調子があがってきて、冷静にプレーできています。決勝でも勝利に貢献したい」と進選手。

 今夏の鳥取大会では8番打者だったが、成長ぶりを評価されて2番に。田本康二監督は「進の魅力は俊足と思い切りの打撃、そして選球眼。決勝でもいい働きをしてくれると思う」と期待する。(斉藤勝寿)

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