MBSラジオ(大阪市北区)は25日、改編記者発表会見を開き、11月8日から番組で関西ジュニアを起用すると発表した。
同ラジオ局が旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.〈スマイルアップ〉)からマネジメントなどの業務を引き継ぐ「STARTO ENTERTAINMENT〈スタートエンターテイメント〉」の所属タレントを新規起用するのは、旧ジャニーズ事務所が故・ジャニー喜多川氏による性加害問題を認めて以降、初めて。番組は「関西ジュニアのMBSヤングタウンNEXT」(金曜午後9時)で、関西ジュニアの出演メンバーは未定。パーソナリティーは2~3人を想定しているという。
スタート社に所属するタレントの新規起用を再開した理由について、コンテンツデザイン局の虎松英樹プランニング部長は「補償は一定程度進んでいるという認識。若い人を掘り起こしていきたい」としたうえで、「旧ジャニーズの採用にあたって、社内で議論したことは事実。慎重意見もあったが、兼ね合いを見て起用していくという判断に至った。スマイル社の被害者の補償活動と、同時並行で見ていきたいと考えている」と述べた。
同番組は、人気番組「MBSヤングタウン」の次世代を担うパーソナリティーを発掘・育成する狙いで、2021年から始まった。これまでは火曜~木曜に若手芸人が起用されていたが、今回新たに金曜に枠を設け、芸人以外にもスタータレントを発掘したいという。