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 イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が1年近く続くパレスチナ自治区ガザで、国際医療組織「国境なき医師団」の緊急援助チームの一員として活動した日本人スタッフ3人が26日、東京都内で記者会見した。現地の衛生環境の劣悪さや深刻な物資不足を訴え、一刻も早い停戦を訴えた。

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 3人は今年7月から9月までの間に各1カ月強、ガザ中部や南部に滞在。現地の医療従事者らと協力し、医療や人道援助活動を行ってきた。活動現場の病院の壁に銃弾が当たるなど、危険な場面もあった。

 現地のニーズ集めやプロジェクト立ち上げにかかわった萩原健さんは、「ここまで徹底的に破壊されているのか、というのが第一印象だった」と話す。

 医師団によると、ガザ地区で…

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