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 ロッキーズ戦の8回、右前打を放つドジャース・大谷=デンバー(共同)

 【デンバー(米コロラド州)共同=益吉数正】米大リーグでドジャースの大谷翔平(30)が29日、コロラド州デンバーでのロッキーズ戦でレギュラーシーズンの全162試合を終えた。30日(日本時間10月1日)に1カードが残っておりタイトル確定は持ち越したが、54本塁打と130打点はナショナル・リーグで2位に大差をつけてのトップで、2年連続本塁打王と初の打点王の2冠をほぼ確実とした。最終戦は4打数1安打1盗塁。打率は3割1分で終え、1位に4厘届かなかった。

 右肘手術のリハビリを行う今季は指名打者に専念して歴史的な活躍を見せ、19日に史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成。本塁打と打点に加え、59盗塁、134得点はいずれも日本選手のシーズン最多記録で、ドジャースの3年連続22回目の地区優勝に貢献した。

 アメリカン・リーグでは2021年と23年に投打「二刀流」の活躍で最優秀選手(MVP)を受賞。今季は指名打者専任で史上初のMVP獲得が有力視されている。

 プレーオフは10月1日(日本時間2日)から開始。ドジャースは5日(同6日)から始まる地区シリーズから登場し、4年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指す。(共同)

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