トランプ前米大統領(78)が5日、自らが7月に銃撃されたペンシルベニア州バトラーを事件後初めて訪れ、選挙集会を開いた。11月5日の投票日が1カ月後に迫るなか、激動の選挙戦を象徴する町で、大統領への返り咲きを誓った。
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大歓声に迎えられたトランプ氏は「悲劇と心痛の余波が残るバトラーに、私は戻ってきた」と語った。「米国を再び偉大にする我々の運動は、これまで以上に強く、誇り高く、団結し、決意を固めて勝利に近づいている」と力を込めて語った。
銃撃事件での死傷者に黙禱(もくとう)を捧げ、党派を超えた国民の結束を訴える言葉もみられた。一方で1時間を超えた演説の後半になると、移民や犯罪者の脅威を訴えるなど、民主党のハリス副大統領を攻撃するいつもの「トランプ節」が目立った。
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