彦根城の世界遺産登録へ「一歩前進」。ユネスコ（国連教育科学文化機関）の諮問機関が出した事前評価の結果が9日公表された。滋賀県と彦根市は、宿題を課された一方で、価値を説明する枠組みは支持されたとして前向きに受けとめ、彦根城単独での登録をめざす。
「我々が主張する価値を認めていただけたのは非常に大きい。ようやくスタート地点。確かな登山道に立てた」
彦根市の和田裕行市長は9日、臨時の会見でこう述べた。今後、スケジュール通りに2027年の登録をめざすという。
- 世界遺産目指す彦根城「登録基準満たす可能性」 ユネスコ諮問機関
国内の暫定リストに載ったのは32年前
国内の世界遺産暫定リストに…
