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今回の衆院選のポイントなどについて話す愛知学院大の森正教授=名古屋市中区、岩尾真宏撮影

 石破政権発足後初となる衆院選が、27日に投開票される。今回の衆院選の意義や争点は何か。愛知学院大の森正教授(政治学)に聞いた。

 ――衆院選のポイントは

 自民党総裁が代わったから国民の信を受けなければいけないとの論理は、自民党の都合であり、疑問符をつけざるを得ない。それなら福田康夫氏から麻生太郎氏、安倍晋三氏から菅義偉氏に交代した際などはなぜ信を問わなかったのだろうか。与党の組み合わせが変わったわけでもなく、いささか取って付けた理屈のようにも思われる。

 衆院選は政権選択、首相選択といった傾向が強い。党内基盤が盤石ではない石破茂首相は、内閣支持率が高いうちに選挙に勝って主導権を握りたいとの思惑があると思う。小泉純一郎氏のように、世論の人気を背景に首相になった点で非常に近いところがあるかもしれない。ただ、石破氏は小泉氏のように自民党をぶっ壊すなどと言って、党内とけんかしてでもやるということが見えない。

 ――有権者が注目すべきことは

 発足直後の政権の評価は難し…

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