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2024年10月12日、米カリフォルニア州コーチェラで開かれた集会で演説する共和党のトランプ前大統領=ロイター
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 米カリフォルニア州リバーサイド郡の保安官事務所は13日、共和党のトランプ前大統領が12日に開いた選挙集会の会場近くで、弾丸を装塡(そうてん)した銃を所持していた男を見つけ逮捕したと発表した。トランプ氏や参加者にけがはなかった。男は違法に銃を所持していた罪などで訴追され、出廷する約束の下で12日中に保釈された。

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 同保安官事務所によると、トランプ氏が会場入りする前の12日午後4時59分、カリフォルニア州コーチェラの会場近くの検問所に不審な男が運転する黒い自動車が来た。男は特別な通行許可証を持っていると主張したが、ナンバーが登録されていなかったため、車内を捜索したところ散弾銃と装塡済みの拳銃の計2丁に弾薬が見つかったという。

 逮捕されたのは自称ネバダ州ラスベガス在住のベム・ミラー被告(49)。車内には複数名義のパスポートや運転免許証が見つかっており、米連邦捜査局(FBI)などがさらに捜査している。

 会見したリバーサイド郡のビアンコ保安官は「暗殺の企てを防げたと心から信じている」と語った。被告は極右の反政府組織と関係がある可能性もあるという。

 11月の大統領選を前に、またもトランプ氏の安全が懸念される「事件」が起きた。トランプ氏は7月に東部ペンシルベニア州バトラーでの集会で銃撃されて右耳を負傷。参加者の1人が死亡した。

 また、南部フロリダ州でゴルフをしていた9月、コースを先回りしていた大統領警護隊(シークレットサービス)がライフル銃を持っている男を発見。男は逃走したが、後に逮捕されている。(ニューヨーク=遠田寛生)

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