気象庁は22日午後3時過ぎ、宮崎県南部平野部で線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、「顕著な大雨に関する全般気象情報」を発表した。
命に危険が及ぶ土砂災害や、洪水による災害が発生する危険度が、急激に高まっているとしている。
気象庁によると、レーダーによる解析から、同県日南市付近で同日午後3時30分までの1時間に約90ミリの雨が降ったとみられる。
宮崎県のホームページによると、同日午後4時半現在、串間市と宮崎市、日南市の一部に避難指示が出されている。
気象庁によると、太平洋高気圧に沿って暖かく湿った空気が流れ込み、特に九州南部では上空の大気の状態が不安定になっているといい、22日午後9時ごろまでは局地的に激しい雨が降る可能性があるとして、警戒を呼びかけている。
