中学生の時に観(み)たNHKドラマ「新・坊っちゃん」。脚本は市川森一さん。異彩を放っていたのが坊っちゃんの同僚の山嵐だった。そのパワフル過ぎる存在感は、完全にテレビドラマの枠からはみ出ていた。演じていることが楽しくて仕方がない、そんな空気が画面からほとばしる。それが若き日の西田敏行さんだった。 …