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 衆院東京15区の補欠選挙(16日告示、28日投開票)に無所属での立候補を表明している乙武洋匡氏(48)が11日、自民への推薦依頼を「出すつもりはない」と述べた。自民は乙武氏を推薦する方針を示していたが、見直しは必至だ。

 乙武氏は11日、報道陣の取材に答えた。乙武氏をめぐっては、地域政党「都民ファーストの会」を事実上率いる小池百合子・東京都知事が擁立を主導。裏金事件などで逆風を受けて公認候補擁立を見送る自民内に、都民ファとの共闘を目指す声が強まったが、8日の立候補会見で自民の推薦について「おそらく逆風になる」と発言した乙武氏に対し、反発が広がっていた。

 乙武氏は、公明への推薦依頼も予定していないとし、国民民主に対しては「検討中」とした。

 同補選では、立憲の酒井菜摘氏(37)、維新の金沢結衣氏(33)、参政の吉川里奈氏(36)、諸派の飯山陽氏(48)、諸派の根本良輔氏(29)、無所属の秋元司氏(52)と須藤元気氏(46)も立候補を表明している。(太田原奈都乃)

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