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電気代

 大手電力10社と大手都市ガス4社は30日、11月使用分(12月請求分)の電気・ガス料金を発表した。政府の補助金が終了したことで、全社で前月に比べて値上がりする。ただ、与党内では補助の再開論が強まっている。再開すれば家計負担を軽減できる一方で、財政支出のさらに膨らむことが懸念される。

 電気料金(国の認可が必要な規制料金)は、平均的な家庭でみると、10社で513~650円上がる。ガスは4社で209~274円上がる。LNG(液化天然ガス)などの燃料価格は下がったものの、補助がなくなった影響が上回った。

 23年1月に始まった電気・ガスの補助金は今年5月にいったん終わったが、8~10月の3カ月限定で復活した。8~9月は電気が1キロワット時あたり4円、ガスが1立方メートルあたり17.5円で、10月分は、電気が2.5円、ガスが10円に減った。

 政府がエネルギー高騰の負担…

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