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五回、満塁の好機に三振に倒れた大谷翔平=AP
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 大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は30日(日本時間31日)、ニューヨークで第5戦があり、シリーズ制覇に王手をかけているドジャースが、1勝3敗で崖っぷちに立つヤンキースと対戦。ドジャースは5点を追う五回、ベッツ、フリーマンとT・ヘルナンデスの3連続適時打で同点に追いついた。五回裏終了時点でスコアは5―5。

 ドジャースが勝てば4年ぶり8度目のシリーズ制覇で、大谷翔平はメジャー7年目で初のワールドチャンピオンに輝き、山本由伸も移籍1年目で頂点に立つ。

 ヤンキースが雪辱すれば、舞台を再びロサンゼルスに移し、11月1日(同2日)に行われる第6戦以降に決着は持ち込まれる。

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 第2戦で左肩を負傷した大谷は「1番・指名打者(DH)」で先発出場し、一回の第1打席は中飛、三回は左飛、五回は1死満塁の好機で空振り三振に倒れた。

 ヤンキースは一回、不振だったジャッジの右越え2点本塁打で、今シリーズ初めて先取点を奪った。今季のア・リーグで本塁打と打点の2冠を獲得したジャッジにとって、今シリーズ初の一発。続くチザムも右翼席への本塁打で続いた。三回にはスタントンのソロ本塁打も飛び出した。

 先発投手は今シリーズ第1戦と同じ顔合わせで、中4日で登板した。

 ヤンキースは第1戦で七回途中まで1失点と好投した、エースのコールが先発マウンドに上がった。

 ドジャースは第1戦で六回途中まで2失点に抑えたフラーティが先発したが、二回途中、4失点で降板となった。

 五回の攻撃は相手の2失策に乗じて、打者一巡の猛攻で同点に追いついた。(ニューヨーク=安藤仙一朗)

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