世界最高峰のスター集団が、執念の形勢逆転で頂点に立った。ニューヨークで行われた大リーグのワールドシリーズ第5戦は30日(日本時間31日)、大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースが五回に打者10人の猛攻で5点差を追いついた。1点を勝ち越された後の八回に二つの犠飛で7―6と試合をひっくり返した。シリーズ最優秀選手(MVP)には4戦連続本塁打を放ったドジャースのフリーマンが選ばれた。ヤンキースは一回にジャッジ、チザムが連続アーチ。三回にはスタントンもソロを放つなど5点を先行したが、最多を更新する15年ぶり28度目の優勝はならなかった。大谷は「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打だった。
巧みだった中継ぎ運用
レギュラーシーズンを98勝64敗とリーグ最高勝率で締めくくったドジャースだが、ポストシーズンの前評判は低かった。
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先発投手が不足していたからだ。リーグ優勝決定シリーズまでの計97イニングのうち、救援役が60回3分の1を投げるフル回転で、ワールドシリーズ進出へこぎつけた。
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一方、ヤンキースの救援が投…