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 北海道教育委員会は6日、2024年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の詳しい分析結果を発表した。道内の児童生徒の平均正答率は昨年度に引き続き、全教科で全国平均を下回った。昨年度は07年の調査開始以来、初めて全国との差が2ポイント以内に収まったが、今年は小学校算数で2ポイント以上の差が開いた。

 調査は全国の公立の小中学校を対象に、国語、算数、数学の問題と生活習慣や学習環境などについても問われた。

 道教委は道内の児童生徒について、深い理解に伴う知識の習得や活用、自分の考えを伝えるための書き表し方に課題があると分析。また、授業以外で勉強する時間が短い傾向がみられるとした。

 各教科の平均正答率の全国平均との差は、昨年度から小学校国語は0.5ポイント、中学校数学は0.2ポイント縮まった。

 一方で、小学校算数は1.3ポイント広がり、全国平均との差は2.8ポイントとなった。数や文字を用いた式の計算を的確に行うことやある事柄が成り立つことを数学的に説明することなどに課題があるという。中学校国語は0.1ポイント広がったものの前年度に続いて全国平均と同水準だった。

 檜山管内では、小学校国語の正答率が全国平均を大きく上回る74.3%。小学校算数も全国平均以上の67.1%だった。児童に応じた学習課題や活動の工夫をよく行い、安心して学べる授業作りを進めたことなどが考えられるという。(古畑航希)

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