産休や育休を取得する教員の代わりを務める教員について、文部科学省が、非正規教員でなく正規教員を充てた場合も、給与の一部を国庫負担するよう検討していることが関係者への取材で分かった。
産育休の取得教員は年約2万人。非正規では代替教員を確保しづらいことが多く、教員不足の一因となっていた。
従来、産育休の代替には、給与の3分の1を国が負担して非正規教員を充てており、正規教員を充てた場合に国庫で負担する仕組みがなかった。これを、正規教員を充てた場合でも国が一部負担するように検討している。
自治体などが、代替教員への充当も見越して年度当初から正規教員を採用しやすくなる。2025年度からの適用をめざすという。
現状は、産育休を取得する教…