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 愛媛県立とべ動物園(砥部町)は、人気者のホッキョクグマ「ピース」の本物の毛を使ったフェルト人形をつくった。ピースが来月2日で25歳になるのを記念し、25セット限定で抽選販売する。

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 ピースは1999年12月2日に同園で生まれたメスのホッキョクグマで、母親が子育てをしなかったことから飼育員に育てられた。同園のアイドル的存在だ。

 人形は長さ9センチ、幅5センチ、高さ3.3センチの手のひらサイズで、オレンジ色のブイで遊んでいる姿を再現した。

 ピースは毎春、毛が抜ける。抜け落ちた毛のうち、比較的柔らかい内側の毛を羊毛と合わせて作った。一つ一つ手作りのため、かたちや表情が少しずつ違うという。

 園ではこのほかにも、25歳を記念して、ピース缶バッジも販売。12月7日には誕生会を開いて氷のケーキをプレゼントする予定だ。

 人形はピースの毛を詰めた小瓶と合わせて、1セット1万2千円(税込み)。希望者は往復はがきで、15日まで(必着)に同園(〒791・2191 砥部町上原町240 県立とべ動物園ピースの混毛フェルト人形応募係)に申し込む。抽選後、当選者に購入方法の案内を送る。

 問い合わせは、とべ動物園(089・962・6000)。(杉田基)

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