城内実経済安全保障相は20日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。11日に第2次石破政権が発足して以降、閣僚によるパーティー開催は初めてとみられる。自民党の高市早苗前経済安保相らが出席した。
城内氏は石破内閣で初めて入閣した。同日開いた「政治経済懇談会2024」の会費は2万円で、案内状には「政治資金規正法に規定する政治資金パーティーです」との記載があった。
閣僚のパーティーをめぐっては、森内閣が2001年に閣議決定した大臣規範で「国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する」とされている。「大規模」の定義はない。岸田文雄前首相も在任中、収入が1千万円を超えるパーティーを複数回開いていたとして批判を浴びた。
林芳正官房長官は記者会見で見解を問われたが、「各国務大臣が適切に判断すべきものと考えている」と述べるにとどめた。(谷瞳児)