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宮崎県の婚活イベントに参加した感想を河野俊嗣知事に話す、お笑いコンビ「蛙亭」のイワクラさん=2024年11月18日、宮崎県庁、吉田啓撮影

 宮崎県の婚活支援の取り組み「ひなたの恋」で応援アンバサダーを務めるお笑いコンビ蛙亭(かえるてい)のイワクラさんが18日、河野俊嗣知事を訪問した。前日に宮崎県日南市で開かれた婚活イベントに参加した感想などを話した。

 「ひなたの恋」は、子どもを生みやすく育てやすい日本一の県にするために今年度から始まった。小林市出身のイワクラさんは今年9月、応援アンバサダーに就任。「ひなたの恋」のPR動画への出演など、県内の若者らに出会いや結婚に好印象を持ってもらうための活動をしている。

 17日にはキャンプなどの趣味を通じた出会いの場を作ろうと、日南市のカームラナイハーバーで企画された「趣味コン」に参加した。イワクラさんは河野知事に「皆さん、すごくしゃべられていました。こういう場があって良いなと思いました」と話し、「アンバサダーになったので、交際相手とけんかしないようにしています」と笑いを誘った。

 これまで結婚に前向きではなかったが、趣味コンで参加者同士が明るく会話している様子を見て、良いイメージを持つようになったという。来月1日に宮崎市の南九州大宮崎キャンパスで開かれる催しにも参加する予定で取材に対し、「これからも近くで一緒に応援していきたい」と話した。

 県は、このほかに県内の中小企業などに勤める男性が4週間以上育児休業を取った場合、事業者に最大100万円を支給する奨励金制度を設けるなどして、合計特殊出生率や婚姻数の押し上げを目指している。(吉田啓)

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