朝日新聞社の環境教育プロジェクト「地球教室」が22日、伊丹市立鴻池小学校であり、4年生の71人が地球環境問題について学んだ。
プロジェクトに協賛するロッテの赤塚万紀さんはチョコレートを作る工程を紹介。原料のカカオポッドを切って中のカカオ豆を見せると、児童たちは「納豆みたい」と歓声をあげた。金田真里恵さんは人気菓子「コアラのマーチ」の誕生秘話や、オーストラリアで激減するコアラの話をした。菓子の包装に古紙を使ったり、輸送エネルギーを減らしたりして環境に配慮する取り組みも紹介した。
南極や北極の取材を続けている朝日新聞社の中山由美記者は、ペンギンやオーロラなどの写真や動画を見せて極地観測や環境の変化について話した。「温暖化は命にかかわる問題。生き物たちの地球を大切にしなくては」と強調した。
授業を受けた寺田龍生さんは「暑くなるだけじゃなく、温暖化で自然災害も起きているとは知らなかった。自分たちも準備しなくてはと思った」。中村はなさんは「温暖化は人がやったことのためと聞いて、自分たちでもできることはないかを考えたい」と話した。