ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャの迫害問題をめぐり、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)の検察局は27日、ミャンマーで全権を握る国軍のミンアウンフライン最高司令官に対し、人道に対する犯罪容疑で逮捕状を請求した。さらに関係者への捜査を進めるとしている。
- 村にドローン、失った6歳埋葬もできず ロヒンギャ「民族浄化」懸念
声明によると、ICCはロヒンギャに対して行われた国外追放や迫害で、ミンアウンフライン氏が、刑事責任を問われるべき十分な根拠があると判断。2017年8月から12月にかけて、ミャンマー国軍が国家警察などの協力を得て迫害を行った疑いがあるという。内部証言や写真、映像など多数の証拠に基づくものだとしている。
ICCのカーン主任検察官は「我々はロヒンギャの人々が忘れられていないことを示す。世界中の全ての人々と同様に法の保護を受ける権利がある」と述べた。
ロヒンギャはミャンマーで「…