Smiley face

 兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏が投開票を前に「好感度」を大幅に上げていたことが、大阪大の三浦麻子教授(社会心理学)の調査でわかった。特にSNSや動画サイトをよく見る層で高かったという。

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当選確実となり、支持者らに手を振る斎藤元彦氏=2024年11月17日午後10時44分、神戸市中央区、田辺拓也撮影

 斎藤氏は9月、県議会で不信任決議を受けて失職し、10月31日告示の出直し選挙に立候補した。三浦教授は、有権者が各候補にどれくらいの好感度を持っているかを、オンラインで複数回にわたって調べ、結果を公表した(https://t.co/tk1yh4sNgQ)。

 「大嫌い(0)」から「大好き(10)」までの11段階で聞くと、告示を半月後に控えた10月11~15日の段階では、調査対象の約200人のうち、斎藤氏を好きな人(7~10)は13%だけで、嫌いな人(0~3)は51%と好感度はかなり低かった。

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告示の半月前、斎藤氏の好感度は稲村氏より大幅に低かった

 一方、ライバルとされた稲村和美氏を好きな人は25%、嫌い人は11%だった。

 しかし、選挙が告示されて選…

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