プラスチックごみに対処する初の国際条約づくりが韓国・釜山で大詰めを迎える中、海を挟んだ日本の子どもたちも、ユニークな方法でプラごみ削減を訴えている。
神奈川県茅ケ崎市の小学生たちのプロジェクト「バイバイプラスチック」。
茅ケ崎海岸で拾ってきたプラごみからペンダントやヘアピンなどを作って販売し、身近な環境汚染に思いをはせてもらおうとする取り組みだ。
きっかけは5月に開かれた文化祭だった。
市立香川小学校ではクラスごとにお化け屋敷や映画会などの出し物をするのが定番だったが、直前に環境問題を学んだ4年2組のメンバーは「リサイクル」をテーマにできないかと考えた。
タブレット端末を使ってインターネットで調べると、ペットボトルのフタを小さく刻み、型に入れて溶かしてアクセサリーを作る方法が載っていた。
しかも、地元・茅ケ崎には浜辺に打ち上げられた海洋プラスチックを拾って美しいネイルチップに生まれ変わらせているアーティストの有本奈緒美さんがいるという。
「もとがごみだなんて思えないくらいきれい」(日暮め以子さん)
驚いたクラスのメンバーは、担任の森平健太郎教諭(39)に連絡を取ってもらい、有本さんが企画するビーチクリーンに参加した。
「僕たちもやらなきゃ」
一見きれいに見える砂浜にカ…