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「プレミア12」2次リーグの台湾戦の六回裏日本1死一、三塁、一走・佐藤(手前)と三走・五十幡(奥)は辰己の2点適時二塁打で生還し、ベンチの出迎えを受ける=小宮健撮影
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 日本の準優勝で幕を閉じた野球の国際大会「プレミア12」では、次世代育成の視点から28人中12人が初めて侍ジャパンに選出された。千葉ロッテマリーンズの佐藤都志也もその一人だった。

 「いい選手が集まった中で、自分に落とし込める話が何個もあった」

 5年目の今季は116試合に出場。開幕当初は田村龍弘との併用だったが、バットで結果を積み上げて正捕手の座を勝ち取った。規定打席初到達でリーグ4位の打率2割7分8厘をマークし、初のベストナインも受賞した。

 一方、リードを含む守りでは課題も残った。盗塁阻止率はリーグ最下位の1割8分7厘。捕逸5も最多タイだった。ロッテの吉井理人監督は「捕手であれだけ打ってくれると助かる」と語りつつ、「キャッチャーの方でまだまだやらなアカンことがいっぱいある」。本人も「もっと信頼されるキャッチャーになりたい」と、守備面での成長を誓っている。

 そして、大学ジャパン以来の代表入りを果たした。

 「打てる捕手」として初選出。「プロに入ってジャパンに選ばれることは本当に名誉なこと。今から気持ちが高ぶっています」。26歳は興奮を隠さなかった。

 今大会唯一のスタメンマスクとなったのが、11月17日に台湾・天母スタジアムで行われた1次リーグ(L)第4戦のキューバ戦だった。

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