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参加者全員で記念撮影。前列中央が広島大の越智光夫学長、その左がパンアフリカン大のジャン・クリジャーチ学長=2024年11月25日午前11時53分、広島市中区、副島英樹撮影
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 「広島大学アフリカデー」と銘打った「平和学長会議―アフリカ・チャプター」が11月25日、広島大東千田キャンパス(広島市中区)で開かれた。アフリカ連合(AU)によって2011年に設立された大学院大学「パンアフリカン大学」と広島大とが、大学間国際交流協定を締結した。日本の大学では初めてという。

 会議には、パンアフリカン大のジャン・クリジャーチ学長と、ケニア、ナイジェリア、アルジェリア、カメルーンにある各キャンパスの代表らのほか、トレムセン大(アルジェリア)の学長も参加し、それぞれの取り組みをスピーチした。

 会議の最後には「平和学長会議―アフリカ・チャプター宣言」を採択。「人口が急速に増加しているアフリカ地域は、その安定と持続可能な発展を通して世界平和の鍵を握っている」として、平和と持続可能性を促進するための大学間パートナーシップや、学生と若手研究者の交流機会をつくることを打ち出した。

 今回結ばれた協定では、パンアフリカン大の四つのキャンパスから毎年5人ずつ計20人が広島で学ぶことになった。

 広島大の越智光夫学長は「平和を希求する大学として、今後ますます重要になるアフリカと、日本で初めて交流協定を結べたのはうれしい」。アフリカのリーダーになりうる若者たちを迎えることとなり、「まずは広島で被爆の実相を見て頂き、将来の懸け橋となってほしい」と話している。

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