クリスマスを前に、大阪市港区の水族館「海遊館」にサンタクロースの衣装に身を包んだダイバーが登場した。
2匹のジンベエザメや約1500匹の魚が泳ぐ水槽の中から、ダイバーは手を振ったり、じゃんけんをしたりして来館者を楽しませた。
ジンベエザメの一匹は、10月に新たにやってきた。歴代の名前を引き継ぎ「海(かい)」くんの名で親しまれ、全長4メートル以上の迫力ある姿で「サンタ」と共演する。
サンタダイバーは、同館最大の「太平洋」水槽では午後1時15分と午後3時30分、「タスマン海」水槽では午前11時から、それぞれ30分ほど登場する。12月25日まで。
同館では、世界最大のサンゴ礁「グレート・バリア・リーフ」の環境を再現した水槽が11月28日にリニューアルオープンした。水槽は横幅11メートル、水深7.5メートルで、「サンゴの生命力」をテーマにしている。同館によると、サンゴ礁の華やかさだけでなく、死や再生など、より自然に近いリアルな表現に挑戦したという。