秋田市のスーパー「いとく土崎みなと店」に11月30日朝に侵入し、従業員を襲ったクマが1日夕、店舗北側のバックヤード（作業場）で見つかり、秋田県警や同市などはバックヤードの一角に閉じ込めた。県警などは店の2カ所の入り口にしかけた箱わなをバックヤード側へ移動させ、捕獲する方針だ。
箱わなを移動、捕獲の方針
県警や市によると、1日にドローンを飛ばして店内の売り場を確認したが、クマの姿は見えなかった。クマはバックヤードに潜んでいるとみて、売り場とバックヤードをつなぐ4カ所の扉を封鎖。午後5時半すぎ、警察官が扉越しに、クマが歩いているのを見つけた。県や市と協議し、箱わななどでの捕獲の方法を検討する。
店内は肉売り場が荒らされていたほか、生花売り場でも花瓶が割れ、近くにクマのものとみられる血痕が付いていたという。
県警によると、店から通報があったのは30日午前6時半ごろ。クマが入り込み、男性従業員（47）が襲われた。従業員は頭や顔にけがを負ったが、命に別条はないという。
クマと車が衝突した複数の情報
開店前で買い物客はいなかっ…
