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クロマグロのブロックに包丁を入れるアカマル屋鮮魚店の店員=2024年12月2日午後9時19分、さいたま市、山田暢史撮影
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 「黒いダイヤ」と呼ばれ、高値で取引されるクロマグロ(本マグロ)の漁獲枠の拡大が決まった。値下がりへの期待が膨らむが、専門家は適度な消費の大切さを指摘する。

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 東京・豊洲市場のマグロ専門の仲卸「やま幸(ゆき)」代表取締役の山口幸隆さんは「(枠が拡大されれば)入荷量を増やすことが出来る。価格に大きな影響があるかはわからないが、一般の消費者の口にも入りやすくなるのでは」と歓迎する。

 数あるマグロの中でも最高級とされるのがクロマグロだ。東京都中央卸売市場のクロマグロの卸売価格の平均(2024年10月)は1キロ当たり3689円、輸入物も3407円と、他のマグロよりも約1千~2千円高い。

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